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 ◆腎不全とは

  腎不全とは、腎排泄能が低下し、蛋白の最終代謝産物である尿素、クレア
  チニン、尿酸等の含窒素物質の貯留と、水・電解質の恒常性の破綻を示した
  状態のことをいいます。更に症状が進行すると酸塩基平衡異常、腎から分泌
  されるホルモンに異常を示し、それによる影響が出現します。

  腎不全には日又は週単位で腎不全に陥り、基本的には可逆性の急性腎
  不全と、月又は年単位で緩除ながら進行性に腎不全に陥る不可逆的な
  慢性腎不全との2つに大別されます。

  急性腎不全については脱水、出血、外傷、手術、ショック(急性循環不全)、
  薬物、尿路閉塞等が原因として挙げられます。
  一方、慢性腎不全については、慢性腎炎、糖尿病性腎症、腎硬化症、襄胞
  腎、腎盂腎炎等が原因として挙げられます。
  急性腎不全は透析治療を行わないと死に至ることもありますが、回復する
  可能性が大きいとされています。
  一方、慢性腎不全は腎機能が廃絶した状態ですので、回復は望めないこと
  なります。透析治療を続けるか腎移植をしない限り、生存することはできない
  のです。

  症状としては、心不全、高血圧、心膜炎や、食欲不振、嘔吐等の消化器症状
  貧血、出血傾向、意識レベル低下等の神経症状等を呈します。








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